So-Raに看板がない理由、顔の見えるお客さまとの関係性を大切にすること
※看板代わりの植物ピエラルディーやDMを板に吊るしてます。。
So-Raにはどこのお店にもあるような「店名を記載した看板」がないんですね。
迷路のような下町の中にある大正長屋、外観は全然お店っぽくないので何度も通り過ぎて確認するように入って来られる方もいらっしゃいます。
そのせいか、阿倍野界隈では入りにくい得体の知れないお店として知れわたっているようです(笑)
「ほんと、看板くらいちゃんとつくれよ」
と時々、親切な諸先輩方に怒られちゃうこともあるのですが、多分、この先も看板を立てることはなさそう。。
それはSo-Raが「お客さまに、ゆったりとした時間の中で作品に触れ、作家と繋がってもらう場所でありたい」と思っているから。
So-Raのお客さまのほとんどが、特定の作家さんやブランドの作品を目当てにご来店されます。
なので、ご期待に添えるようにSo-Ra店主もじっくりと作品のことをお伝えしたいのです。
So-Raで取り扱う作品は一点ものだったり、世間の価値基準と照らせ合わせるとちょっと高額と感じられるものばかりです。だから作品の価値をちゃんと丁寧にお伝えする必要があるんですね。
そんな時に一見さんのお客さまが一度に多数ご来店されると、目的を持ってご来店されたお客さまへの対応が疎かになっちゃうんです。
そんな理由でSo-Raは一見さんお断り的な雰囲気を意図的に醸し出しています(笑)
でも不思議なもので、こうやってお客さまを絞り込むことで、遠方から何度も足を運んでくださるお客さまも毎月すこしづつですが増え続けているんですよね。
「顔の見えるお客さまとの関係性を何より大切にする。」
これからもそこはぶれずにSo-Raという場所を育てていきたいと思っています。