猫とつき合う法 vol.7「はなさんが描いてくださった看板猫そらくんのお話」
アクリルガッシュを塗り重ねた「青」と「緑」が印象的なイラスト作家はなさんの描く猫さん。この猫のモデルは、「気球猫」という愛称で親しまれた先代看板猫のそらくんです。
このギャラリーをはじめるとき、彼への感謝の気持ちを込めて「そら」とい名前をもらうことにしました。
そらと過ごした時間は4年ほどでしたが、その思い出をいつかカタチにしたいと考えていました。今回、はなさんのお力をお借りして、そらとの出会いと一緒に過ごした時間のことを、ほんの少しですがお伝えしたいと思います。
はなさんとそらは面識はありませんでしたが、そらとのエピソードをお伝えして、もう一つのそらの物語として自由に描いていただきました。誰かの猫さんとの思い出と重なれば嬉しく思います。
今でもよく思い出す、そらとの出会いの一場面を描いてくださった作品。里親募集のお見合いの場で、初対面の男店主の足下に身体を擦り付け、ごろごろと喉を鳴らすそら。
「ぼくを連れて帰ってくれ〜頼んます!!」
無垢なまあるい目がそう訴えている気がして、その場で引き取ることに決めたのでした。
はなさんのイラスト作品と合わせて、男店主が撮影したそらの写真も展示しています。4枚中3作品がフィルムで撮影した写真です。当時はまだフィルムで撮影することの方が多かったので、ネガをスキャンし直して自宅でデジタル現像しました。
☞イラスト作家はなさんは5月4日(金)、12日(土)に在廊してくださる予定です。