誇り高く生きよう
デヴィッド・ボウイの遺作となった「Blackstar」を繰り返し聴いてます。
まるで彼の遺言のようなアルバム。
いや、彼は自分の余命を知っていたそうなので、きっとファンへの遺言としてこのアルバムを制作したんだろうと思います。
アルバムの最後を飾る曲「I Can’t Give Everything Away」の歌詞が象徴的でした。
Seeing more and feeling less
Saying no but meaning yes
This is all I ever meant
That’s the message that I sent
I can’t give everything
I can’t give everything away
I can’t give everything away見る程に感覚を失う
ノーと言ってるが、イエスを意味するんだよ
これが今までわたしが伝えたかったことのすべて
私の送り続けた伝言だ私はすべてを与えることができない
すべてを与えるきることができない
私はすべてを与えるきることができない
「私はすべてを与えることができない」
ボウイの優しい声が、また僕らの悲しみを深くさせます。
それでも最後の伝言は、とても希望に満ちたものに聞こえました。
自分の死までを、アート作品にしてしまうエネルギー。
一流のアーティストであり、なんて誇り高い人なんだろうと思いました。
彼はきっと自分の死と、この最期の作品がファンにとってどんな意味を持つか、とても客観的な視点でイメージ出来ていたんだろうな。実験的な音でありながら、ファンへの最後のギフトだと感じました。
ボウイの音楽の魅力の根っこあったのは、彼の人間性そのものだったように思います。
本当に、たくさんの愛をありがとう。
デヴィッド・ボウイの最後のポートレート写真。
死の数日前に撮影されたとも言われています。
エネルギーに溢れた素敵な笑顔ですね。
遺影だと思って撮影したんでしょうか、最期まで、どこまでもカッコいい人です。
10代の頃から、ずっと彼の音楽に助けられてきたので、ちょっと思い入れが半端ない感じですが、、、So-Raの店内のBGMは、追悼の意を込めて暫くボウイ一色になります。
いつものSo-Raとちょっと雰囲気が異なりますが、ご了承ください。