Blog
11月のおわり、大正長屋で三つの展示をお楽しみください
冬の気配を感じられる11月のおわり、今週末のSo-Raは大正長屋のそれぞれ趣の異なる部屋で三つの展示をお届けします。
はな&イマナミナナミ、色んな感情が渦巻くやわらかな世界
イラスト作家 はなさんとイマナミ ナナミさんの二人展「continue」。
優しくて、切なくて、おかしくて、、、いろんな感情が渦巻くやわらかな世界。二人のイラスト作家の今を、新作と過去作品を交えてお伝えします。
◤はな「Permanent yellow deep」/ 150,000円
はなさんの新作はF30号(910×727mm)の大きなキャンバスに、今の「ありがとう」の気持ちをたくさん込め描かれた作品です。
“『こうしたい』と言ったら、『いいよ』と言ってくれる人がいる。『しんどい』と言ったら、『どうしたん、大丈夫?』と言ってくれる人がいる。
どんな私でも、変わらず、優しく、平気な顔で受け止めてくれる人がいるから、行きたいところに行けて、やりたいことができて、生きられている。”
包容力を感じさせてくれるフワッフワの大きな白い鳥はいつも支えてくれる大切な人たち、心地好さそうに風を感じている栗ぼーいは はなさん自身の姿を投影しています。
こちらははなさんの過去作品の一枚、人気キャラクター「栗ぼーい」も今と少し雰囲気が違いますね。
☞はなさんは11月24日(土)在廊予定です。
ナナミさんは自身の原点でもある日本画で作品を製作されました。夢をテーマに三つの作品が繋がり、ナナミさんならでは前向きなメッセージを伝えてくれます◎
“この2羽のうさぎが出会う鯨は、夢の外が嫌になってしまった者にとっての、明日からも進むこと、生きることを諦めないでいられるような、超えてはいけないラインを誤って進まないような、ゲートキーパーのようなもので、そのキーパーは、はっとするような夕焼けかもしれない、涙が出るくらいあったかい美味しいご飯かもしれない、一冊の本や映画や、何気ない誰かからの言葉かもしれない。
歩みを止めないでいてくれた過去の自分に感謝できるような場面が来ることを信じて、これからも夢の外で頑張る人たち、己に向けても、エールのようなそんな気持ちで描きました。”
日本画絵具ならではの美しい色彩にも注目してくださいね。
◤イマナミナナミ「あくびちゃん」「雨ふりぼうや」/ 5,000円
ナナミさんの過去作品は、ご自身も飼われているうさぎをモチーフにした作品たちです。
☞ナナミさんは11月24、25日(土日)在廊予定です。
okazari、ぬくもりを感じる上品な輝きが魅力の真鍮作品
So-Raの常設作家でもある真鍮作家 okazariさん。確かな技術と、自然への観察眼やユーモアを交えて多彩な作品を生み出されています。冬を楽しむ真鍮のアクセサリーを、定番&新作の中からじっくりとお選びください。
/ meets okazar「冬を楽しむ真鍮のアクセサリー」
◤okazari・左「あわあわ」5,184円 / 右「均衡」4,320円
今回の展示で注目は、オブジェのような什器のような新作。 okazariさんのアクセリーを吊るせば、まるで一つの作品のようです◎
◤okazari・左「ゆれる」4,320円 / 右「めぐる」4,320円(売約済み)
オブジェ作品はokazariさんの遊びゴコロを詰め込んだ一点もの。 アクセリーと合わせて、お気に入りの作品と出会ってくださいね。
☞okazariさんは11月24、25日(土日)在廊予定です。
SUKIMAKI ANIMATION 手描きアニメーションの上映会
11月24、25日(土、日)は手描きアニメーション作家 鋤柄真希子さんの短編三作品を上映します。手描きアニメーション作家 鋤柄真希子さんの美しい映像は、その一瞬一瞬がまるで一枚の絵画作品のようです。作家の作品解説と合わせてお楽しみください。当日はお手製のZINEや、ハンドメイドアクセサリーの販売もあります。
今回の上映では大正長屋の漆喰の壁に直接、映像を投影させます。
ご予約、お問い合わせは当店HPのお問い合わせ、各SNSのDMでおねがいします。
・24日(土)
a.16時〜(満席)
b.18時〜(満席)
・25日(日)
a.14時〜(残5名)
b.16時〜(残3名)
c.18時〜(残1名)
各40分 料金 1,000円(ドリンク付)
※各回5名さま限定、鋤柄真希子さんとの座談会もお楽しみください。
Satomiさんの原画の魅力をたっぷりと、Inktoberに合わせ描いた30枚近くの作品展示
無作為にずらっと壁一面に並んだSatomiさんのイラスト!!
Inktoberに合わせて日々描いた30枚近くの作品です。
☞明日11月10日(土)よりSatomiさん、静彩さんの二人展「meets」後半がはじまります。
Satomiさんは11日(日)の14〜18時頃に在廊くださる予定です。
今回は飾らずに、Satomiさんの原画の魅力をたっぷりとお伝えしています。いつもよりラフな線や大きめの余白が創作の息遣いを感じさせてくれます。
作品の一部を、Satomiさんのインスタグラムに投稿された言葉を交えて紹介します。
▽
▶︎SATR 星 / 3,500yen
「みんなキラキラ輝いてる。」
Satomiさんの描く女の子はみんなとびっきり可愛い♡
だけれども、なぜかみんな身近に感じちゃいます。 物憂げな表情や、何気ないその仕草、 いくつになっても変わらない女子ゴコロを表現してくれてる気がします。
▶︎DRAIN (液体を)徐々に排出させる / 3,500yen
「私の中の黒いものを
流してしまいましょ🎵」
「学生時代って
貴重な時間だよ。
その時は気づかないけど。」
「膨れちゃったしろくま君と旅をしてます。」
しろくまさんの包容力!!
Satomiさんの作品に変幻自在な姿で度々登場します。
今回の展示の癒し担当。
「ピヨちゃん保護中」
「お魚メニューだよ」
「私の腹時計は割りと正確」
Inktoberは「10月の31日間にわたって、インクで描いた絵を一日一枚投稿しよう」という企画、2009年にJake Parkerという米国のイラストレーターが発案されたそうです。
一ヶ月毎日作品を完成させるのも大変ですが、英語のお題は解釈が難しく、Satomiさんも日々楽しみながら、時に苦しみながら、、、描かれたそうです◎
一人の作家の原画作品が30枚ちかくならぶ展示風景はなかなか圧巻です。是非、Satomiさんの一ヶ月の熱量に会いにいらしてくださいね。こっそりボツ集のスケッチブックもあり、こちらも必見です。
11月より「投げ銭」を導入、気軽に展示に挑戦できる環境づくりの為に
11月からSo-Raで「投げ銭」を導入します。
好きな作品に出会えたり、作家さんの熱量に感心したり、大正長屋での時間を楽しんでもらえたなら、投げ銭でのご支援をお願いします。
支払いは基本「PayPay」でのQR決済を考えています。
(スマホ持ってない方は別の方法を考えます!)
*
新しい作家さんに気軽に展示に挑戦してもらいたくて、夏以降は二週間5,000円という場所代にしています。
運営的には少し厳しいのが本音ですが、作家さんにはのびのびと本当の作品をつくってもらいたいと思っています。売り上げは大切ですが、気にしすぎると作品がつまらなくなるので。
もちろん作品を購入していただくのが一番嬉しいこと。
展示売上はいつだって作家の大きなモチベーションです。
だから欲しい作品との出会いがなかった場合でも、好きな作家へのエールを「投げ銭」という手段で伝えてもらえると、今後の活動の大きな励みとなります。
そしてギャラリー代を無料にするのが、So-Ra店主の次の野望です。
作家が作品を生み出すこと自体にもっと価値を感じてもらえるようになれば嬉しいです。